• "福祉対策"(/)
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  1. 高岡市議会 1993-03-06
    平成5年3月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                              開議 午後1時01分  ───────────・─────────────・───────────               開         議 ◯議長(室田正弘君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第6号)のとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               諸 般 の 報 告 2 ◯議長(室田正弘君) この際、諸般の報告を行います。  市監査委員より、平成4年度工事監査及び財政援助団体監査の結果報告書が提出されておりますので、その写しを各位のお手元まで配付してございます。  以上で、諸般の報告を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 題 の 宣 告 3 ◯議長(室田正弘君) 日程第1 議案第1号から議案第40号までを議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 長 報 告 4 ◯議長(室田正弘君) 過日の本会議におきまして、各常任委員会に付託いたしました案件につきましては、それぞれ慎重に審査をいただき、その結論を見出しております。  これより、各常任委員会の審査結果並びに経過につきまして、委員長の報告を求めます。  まず、民生病院常任委員長 金森昌義君より報告をお願いいたします。      〔民生病院常任委員長(金森昌義君)登壇〕 5 ◯民生病院常任委員長(金森昌義君) 今次3月定例会におきまして、民生病院常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告を申し上げます。
     本委員会に付託されましたのは、初日提出の  議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第2号 平成5年度高岡市国民健康保険事業会計予算  議案第4号 平成5年度高岡市交通災害共済事業会計予算  議案第7号 平成5年度高岡市老人医療事業会計予算  議案第12号 平成5年度高岡市高岡市民病院事業会計予算 の当初予算5件、  議案第21号 高岡市保育所設置条例の一部を改正する条例  議案第22号 高岡市民病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 の条例2件及び追加提出されました  議案第31号 平成4年度高岡市一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会所管分  議案第32号 平成4年度高岡市国民健康保険事業会計補正予算(第4号)  議案第37号 平成4年度高岡市高岡市民病院事業会計補正予算(第3号) の補正予算3件の計10件であります。  審査の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最初に、審査の過程における主な質疑等について申し上げます。  質疑等は、すべて平成5年度当初予算に係るものでありますが、  まず、一般会計予算に関して、  民間保育所は、多様なニーズにこたえるため、積極的な特別保育事業を展開されている。民間保育所に対する補助も含め、本市の保育事業の取り組みをどのように考えているのかとの質疑に対し、民間保育所に対する支援は、国・県の施策のほか市独自に給与改善や施設運営のため、一定の助成を行っており、今後も努力していく考えである。また、本市の保育事業については、民間と公立がそれぞれの特徴を生かしながら、乳児保育や延長保育等の特別保育事業に積極的に取り組むとともに、児童の健全育成に努めていきたいとの答弁があり、  また、老人保健福祉計画のニーズ調査の分析はどの程度進んでいるのか。分析をしなければ、要介護老人対策事業が把握できないのではないか。また、計画を作成するための委員会には、実際に看護や介護している現場の意見を取り入れることが重要だと思うが、どのような体制づくりを考えているのかとの質疑に対し、昨年11月、計画の基礎資料とするため 3,200名を対象にニーズ調査を行った。現在、中身を分析している段階である。計画策定に当たっては、福祉・保健・医療分野の専門機関や関係団体の代表者、学識経験者、市議会、産業・労働界等の代表から成る策定委員会を設置するが、庁内の体制としては、関係部課を横断的にとらえた組織を設置し、この中に担当者レベルのワーキンググループを設けて、計画の素案づくりに取り組んでいきたいと考えているとの答弁があり、  また、核家族化、高齢化が進むにつれ、障害者のいる世帯や高齢者世帯が多くなってきている。これらの世帯では、年老いた親や老人によって家族の世話がされていることから、年金収入のみの場合が多い。しかしながら、保有資産や子供の扶養義務の関係から生活保護の適用にならず、本市は厳しすぎるとの声を聞くが、実態と見解は。また、生活保護者の中には、車を保有しているという他市の例も新聞などで見るが、どのような基準であるのかとの質疑に対し、生活保護率は平成2年度で、全国平均 8.2パーミル、富山県 2.5パーミルであり、本市は 3.1パーミルである。また、本市では、平成4年10月現在で、傷病・障害世帯が55.6%、高齢者世帯が33.5%を占めている状況であるが、適用世帯については、家族や扶養義務者から見放されがちな実態である。生活保護法の目的は、憲法の理念に基づき、最低限度の生活保障と自立の助長であり、今後とも、法の精神にのっとり適切に対処していく。また、車の保有については、申請段階で処分するよう指導をしており、仕事上真に必要なものだけは例外として認めているとの答弁がありました。  また、ごみの減量化・資源化運動に積極的に取り組まれているが、リサイクル社会を迎えてかなり多くの問題も発生してきている。その一つに、金属資源が市場価格の暴落により、コストが高くつくこととなってきた。今後、リサイクル運動が進めば、さらに混乱を招くことが予想される。本市は、コストがかかってもリサイクル事業を続けていく考えかとの質疑に対し、社会的な背景として、一昨年リサイクル法が制定され、事業者の責務等が課せられ条件整備が図られたが、基本的には、リサイクル事業は必要なものと考えている。本市のリサイクル事業については、市場価格の状況を見極めながら対処していくが、最終的には市民の合意が必要と考えているとの答弁があり、  また、温かい触れ合いのあるコミュニティーづくりの一環として、新規事業の「わが町内自慢の行催事・文化財ガイド」の作成に取り組まれるが、事業の推進に当たっては、教育委員会や関係部局との連携が必要と思う。どのように進めていくのかとの質疑に対し、自治会の協力を得ながら、各町内から情報を提供していただき、監修委員のアドバイスを受け編集を行う。事業の推進を図るため、市民生活課のみならず、社会教育課、企画室が一体となって取り組んでいくとの答弁があり、  また、自転車駐車場整備事業の内容は。また、JR駅前等の未設置自転車駐車場の整備方針をどのように考えているのかとの質疑に対し、越中中川駅前駐車場及び西高岡駐車場の用地を購入するものである。未設置自転車駐車場の整備方針については、総合計画第6次事業計画に基づき、平成7年度までに西高岡、戸出駅前を整備していく考えであるとの答弁がありました。  また、国民健康保険事業会計に関し、  老人保健拠出金の算出基準と前年度当初より34.3%増加している理由は何かとの質疑に対し、算出基準は、平成3年度の老人医療費をもとにして、それに一定の係数を乗じ、平成3年度の精算金1億 6,800万円を加えて算出した。増加の理由は、対象者の増加や医療費の伸び、診療報酬の改定によるものと考えられるとの答弁がありました。  また、市民病院事業会計に関し、  病院建設事業として、新年度に改築基本設計委託料が計上されており、このままいけば、平成6年度は実施設計、平成7年度には着工となっていくと考えられるが、市民病院の改築は、地域医療の中核であると同時に、地域福祉の中核でもあり、財政上の問題もあるが、最優先で取り組むべきではないかとの質疑に対し、改築工事の着手については、総合計画第6次事業計画で、平成7年度を最終年度とする計画期間内に着工することが予定されているが、病院改築の緊急度・優先度や今後の本市財政状況等を十分見きわめながら、結論を出していきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、討論における意見について申し上げます。  賛成の立場から、  厳しい財政環境下にあって、一般会計では前年度比 3.1%の伸びであるが、民生費においては 9.4%の伸びであり、福祉の重要性に配慮されるとともに、新たな施策にも取り組まれている。また、健康増進対策やごみ対策に積極的な施策が図られており、緊縮財政にあっても市民生活に密着した予算確保が図られている。  また、市民病院会計では、経営健全化計画を達成されたことを高く評価する。このことは、市民病院挙げて取り組まれた成果によるものであり、その労を多とするものである。今後は、病院の改築に向け、より一層の努力をお願いし、全議案に賛成する。  また、同じく賛成の立場から、  基本的には賛成する。市政運営に当たっては、時代の推移を認識しながら、福祉・保健・環境問題等、国の制度の変化に的確に対応されるよう要望する。また、在日朝鮮人・韓国人の年金問題については検討されるとのことだが、国際交流を推進している本市にあっては、善処の方向で結論を見出されるよう要望するとの意見がありました。  以上で、民生病院常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。 6 ◯議長(室田正弘君) 民生病院常任委員長 金森昌義君の報告が終わりました。  次に、経済消防常任委員長 石田義雄君より報告をお願いいたします。      〔経済消防常任委員長(石田義雄君)登壇〕 7 ◯経済消防常任委員長(石田義雄君) 今次3月定例会において、経済消防常任委員会に付託されました議案の審査経過の概要と結果について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は、初日提案されました平成5年度当初予算議案3件、追加提案されました平成4年度補正予算議案2件、条例議案1件の計6件であります。  最初に、  議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第8号 平成5年度高岡市工業団地造成事業会計予算  議案第9号 平成5年度高岡市農業集落排水事業会計予算 の平成5年度当初予算について申し上げます。  まず、審査の過程における主なる質疑について申し上げます。  一般会計当初予算に関してでありますが、  商工労働関係では、  商工団体助成に関連して、商工会議所等への助成基準はあるのかとの質疑に対し、商工会が行っている小規模経営指導に対しては、国・県からの一定の基準により補助が行われており、市ではこれを勘案しながら商工会議所等の活動を助長するために補助を行っているとの答弁があり、  企業用地取得助成金の内訳はとの質疑に対し、高岡市商工業振興条例に基づき、取得土地が 5,000平米以上等、一定の要件を満たした企業に対し、取得価格の30%を助成するものであり、平成5年度では、ワシアルミ株式会社ほか6社に対し助成するとの答弁がありました。  また、障害者雇用促進事業費の内容はとの質疑に対し、障害者継続雇用奨励金が主なものであり、他に、障害者雇用優良事務所の表彰、障害者雇用促進セミナーの開催等であるとの答弁がありました。  さらに、観光費に関連しまして、4年度から万葉まつりにあわせて実施されている「万葉列車」が、5年度においても予定されているが、盛大な歓迎式に比べ、旅を締めくくる見送りの際、若干の寂しさが否めなかった。今後は、年間何本の団体列車が本市へ入ってきているのか等、観光客の入り込み状況を把握し、観光協会、JR等とも連携を密に、民間を巻き込んだ、強力で人情味のあふれるきめ細かいもてなし体制の展開を強く期待するとの要望がありました。  次に、農林水産業費関係では、  岩坪岡田島ため池の整備は、総合斎場建設に伴う環境整備として、地元にも、市議会にも説明がなされてきたところであり、このため池は、二十数年来、耕作用として利用されておらず、農地防災事業とは関連していないのではないかとの質疑に対し、岩坪岡田島ため池の整備については、昭和25年以来、改修が行われておらず、平成3年4月下旬には、一夜にして水が抜けたこともあり、昭和62年には、用水量不足を来し、下八ケ用水から水を引き急場をしのいだとも聞いている。また、昭和53年には、地元から改修の要望があったが、当時、地元負担が4分の1程度であったので、要望が取り下げられたという経緯もあり、かねてからの地元の要望を受け、当該事業の必要性を認め、農地防災事業として行うものであるとの答弁があり、  当該事業は、あくまでも農地防災事業として行うものであり、総合斎場建設に伴う周辺整備と関連するものではないことを、全庁的に意志統一し、事業を進めることを望むとの要望がありました。  また、老朽ため池等整備事業費に関連して、普通、この種の事業は、地元からの要望に基づき、全員の同意を得た上で、測量を行い、工事を進めるのが常識である。しかし、市は、受益者全員の同意を得ないままに事業に着手し、また、いまだに測量も行わず、事業を進めようとしているのは問題であり、不自然ではないかとの質疑に対し、土地改良法第96条の2第2項の規定によれば、受益対象者の3分の2以上の同意と地区内の土地改良区の同意が必要とされている。地元の土地改良区の同意及び受益対象者48名のうち46名の同意を得ており、残る2名の未同意者についても、昨年2回の面談を行い、理解を得るよう努めている。こうしたことから、手続的には問題はないものと考える。  また、測量については、昨年、地元からの要望を受け、6月から手続に入り、11月に補助交付決定を受け、12月に測量の委託契約を締結した。ただ、降雪・積雪期を控え、当該測量の実施が困難であったため、本年3月から測量に入ったところであるとの答弁があり、  また、当該ため池整備事業の実施に伴い、農地農業用施設災害復旧事業費分担金が地元負担分として歳入に計上されている。仄聞するところによると、この分担金は、建設後返還されるとのことであるが、事の真偽はとの質疑に対し、昨年7月に行われた地元説明会において、地元にも負担率を含めて説明してあり、当該負担金の返還はないとの答弁があり、  さらに、農業後継者等対策事業費のうち、「新規担い手就農環境整備事業費」の内容はとの質疑に対し、農業後継者の急激な減少に対処するため、生産環境の整備、労働環境・農村環境等の改善を検討し、新規就農青年・農業青年の就農定着化を促進するものであるとの答弁がありました。  次に、消防費関係では、  消防水利整備事業に関連して、消火栓の設置基準はとの質疑に対し、本市では、100 から 120メートル当たり1基設置しており、水道管の整備に伴い、例年20基から30基新設している。平成5年度では、25基予定しているとの答弁がありました。  以上のような質疑の後、討論を行ったところ  一般会計・特別会計予算に賛成の立場から、  最近の我が国の経済動向、国の予算並びに地方財政計画、市税収入の動向など、本市財政を取り巻く環境が厳しい状況にある中、平成5年度が市総合計画第6次事業計画の3年次目に当たることから、「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向け、一般会計・特別会計予算にわたり、各種の施策について優先度・緊急度の厳しい選択と限られた財源の重点的かつ効果的な配分を行いながら継続事業の完成を目指す一方で、新規事業についても創意と工夫を凝らし、計画の着実な実現に努めていることを高く評価するとともに、賛意を表するとの意見があり、  また、同じく賛成の立場から、  本市を取り巻く厳しい財政状況の中、大型プロジェクト等継続事業を抱えながら、その完了と新規事業の実現に努力していることを一定の評価をするとともに、今後のよりよい市政の確立に期待を込め、賛成するとの意見があり、  一方、一般会計予算に反対の立場から、  岩坪岡田島ため池の整備は、総合斎場建設に伴う環境整備として、従来から地元にも、市議会にも説明がなされてきており、市民も岩坪岡田島ため池の整備と総合斎場建設を関連あるものと理解している。  このような中で、当該整備事業に異なった性格づけをし、市民にも、議員にも極めてわかりにくいものとなっている。このことは、日ごろ、本市が目指している、わかりやすい市政と大きくかけ離れているものであり、統一感がない。したがって、これに賛成することはできないとの意見がありました。  以上のような質疑・討論の後、採決を行った結果、平成5年度一般会計予算については賛成多数で、また、平成5年度特別会計予算については全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、追加提案されました平成4年度補正予算議案及び条例議案について申し上げます。  議案第31号 平成4年度高岡市一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会所管分  議案第35号 平成4年度高岡市工業団地造成事業会計補正予算(第3号)  議案第40号 高岡市水田農業振興基金条例を廃止する条例 のうち、補正予算の主なものとしては、  産業の振興については、財団法人高岡地域地場産業センターの実施する事業が、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」による支援計画事業として国の認定を受けたことに伴い、当該事業に対する助成措置を行うもの等であり、  農業の振興については、効率的な生産体制を確立するため、農業機械等を共同購入する集落営農推進事業に対し、所要の措置が図られているものであります。  また、条例議案は、水田農業確立対策事業が本年度で終了することに伴い「高岡市水田農業振興基金条例」を廃止するものであります。  これら3件については全委員異議なく、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、経済消防常任委員会の審査経過並びに結果の報告といたします。 8 ◯議長(室田正弘君) 経済消防常任委員長 石田義雄君の報告が終わりました。  次に、建設水道常任委員長 新田長正君より報告をお願いいたします。      〔建設水道常任委員長(新田長正君)登壇〕 9 ◯建設水道常任委員長(新田長正君) 今次3月定例会において、建設水道常任委員会に付託されました議案の審査経過の概要と結果について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は、初日に提案されました平成5年度当初予算議案6件、条例議案1件、その他議案4件と、追加提案されました平成4年度補正予算議案5件の計16件であります。  議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第3号 平成5年度高岡市下水道事業会計予算  議案第6号 平成5年度高岡市駐車場事業会計予算  議案第11号 平成5年度高岡市住宅団地造成事業会計予算  議案第13号 平成5年度高岡市水道事業会計予算  議案第14号 平成5年度高岡市工業用水道事業会計予算 の平成5年度当初予算の審査過程における主なる質疑・意見等について申し上げます。  最初に、建設部関係では、  防災センター維持管理費が昨年に比して大幅に増額となっている理由は何かとの質疑に対し、防災センターの展示ホールを整備するもので、庄川の歴史・自然コーナー等を設置したいと考えており、この事業費が増額となっているとの答弁があり、  また、民間消雪施設については、既設の井戸がある場合に限り、これを活用していくこととなっているが、民間消雪施設設置に対する助成についての今後の方針はとの質疑に対し、本市の除雪計画は、機械除雪を基本としているが、民間消雪施設については補助要項の適用できるものは、今後ともこれに基づき対応していきたいと考えている。しかし、近年、地下水位の低下等の問題もあり、生活環境部とも十分協議していきたいとの答弁があり、  また、都市計画道路桜馬場・長慶寺線の整備が順次進められているが、この道路の完成のめどはいつごろか。また、社会保険センター前の中川交差点改良について、地下道の建設計画も含めてどのように対応していくのかとの質疑があり、桜馬場・長慶寺線の工事完成年度については、平成10年をめどとし、平成5年度において高岡工芸高校の青井記念館の移転に伴う整備を予定している。また、中川交差点の改良については、建物移転等が完了すれば、平成6年度に着手したいと考えている。地下道については、都市計画決定が平面交差となっているが、用地問題も含め可能性を検討していきたいとの答弁がありました。  さらに、戸出吉住又新住宅建てかえ事業の第2期工事に着手されるが、付近住民の申し出により、急遽一部設計変更が行われるやに仄聞している。地元住民と十分協議し、理解を得た上で、工事を進めていただきたいとの要望がありました。  続いて、都市整備部関係では、  小学校入学及び誕生を記念して記念樹を配布し、個人の庭に植えられているが、所有者の了解を得た上で、二上山等に植樹することも検討してはどうかとの質疑に対し、誕生記念樹については、出生届の際に申し込みを出していただき年2回に分けて配布している。また、入学記念樹は、各学校を通じ配布しており、好評を得ている。結婚・成人式等の記念樹については、今後、市民の森の造成も検討しており、二上山も含め、この中で植樹を行ってはどうかと考えているとの答弁があり、  また、山町筋歴史的景観形成整備計画調査の内容と歴史的景観を保つための土蔵づくりの家に対する助成制度は検討されているのかとの質疑に対し、この調査は、土蔵づくりの建物がある山町筋の家屋修理や新築をする際、町並みに調和した施工ができるよう、建物等のデザインの指針(建築マニュアル)を策定するものである。保存に対する助成については、必要と考えており、制度化に向けて検討していきたいとの答弁があり、
     また、高岡駅周辺の面的整備を図るため、昨年に引き続き、都市拠点総合整備事業調査費が計上されているが、昨年の調査状況と今年度の調査内容はとの質疑に対し、調査区域としては、高岡駅北側の中心市街地と将来中心市街地に組み入れるべき地区、面積にして65ヘクタールの整備方針について策定委員会を組織し、平成4年度では駅周辺の核施設の配置整備計画、交通基盤の整備、面的整備手法の検討を行った。平成5年度では引き続きこれらの検討に加え、駅前広場、駅前ビル、貨物ヤード跡地の駅直近街区の整備を南北一体化の課題も考慮しながら検討を進め、事業の具体化に向けて、取りまとめていきたいと考えているとの答弁があり、  さらに、御旅屋西通り地区の市街地整備事業については、これまで多額の事業費を投じており、また、再開発事業に活用するための用地先行取得も行われている。早急に市街地再開発事業に取り組むべきと思うが、今後のスケジュールはとの質疑があり、御旅屋西通り地区の市街地整備事業については、移転対象家屋の移転を進めるとともに、槐通りの延伸部分について、無電柱化を図るキャブシステム工事の予算を計上している。中心市街地の活性化を図る上からも、この事業にあわせて再開発事業を推進することが必要と考えており、地元再開発協議会とも十分協議し、事業化に向けて努力していきたいとの答弁がありました。  さらに、全国都市緑化フェアの経費負担について、今後県と市の間で協議が進められていくと思うが、市の負担が過大になるおそれがあり、他事業への影響も懸念される。特に主会場となる仮称「おとぎの森公園」については、平成5年度から用地買収に取りかかりたいとしているが、今後のスケジュールはとの質疑があり、平成8年に開催される都市緑化フェアは、高岡古城公園及び新設される高岡おとぎの森公園を主会場とし、砺波チュウリップ公園、頼成の森、太閤山ランド、婦中町の中央植物園を取り込み、それぞれの連携を図る方式での開催が検討されている。中心会場となる「高岡おとぎの森公園」については、平成5年度内に10ヘクタール程度の用地を確保し、緑化フェア会場としての整備を行っていきたいと考えている。  フェア開催経費の負担については、県との間で積極的に協議を行っているが、県に対して関連道路整備や古城公園の整備も含め最大限の支援をお願いしているとの答弁がありました。  また、高岡市花木園については、県議会において緑化フェアに間に合わせるよう整備し、開園したいとの答弁がなされている。この花木園の整備については、第6次事業計画では総事業費は8億円となっているが、これに対する県の負担は2分の1で、限度額は1億円となっている。市として花木園の整備を今後どういう方針で進めていくのかとの質疑に対し、市としては、総合計画第6次事業計画において整備することとしているが、当面は全国都市緑化フェアの主会場である「おとぎの森公園」の整備に全力を傾注していきたいと考えている。この花木園の整備についても、できるだけ県の補助をお願いしたいと考えているとの答弁がありました。  市街地における巨木や古木等を保存樹木として 240本、保存樹林として4カ所指定し、緑化の推進を図っておられるが、この管理補助金が非常に少額であり、今後増額に努められたい。  また、西山地域の開発については、毎年、三千坊山周辺の環境整備として遊歩道や展望台の整備等逐次整備が図られてはきているが、総合計画では野外スポ-ツ・レクリエ-ションゾ-ンとして位置づけ、自然と豊富な歴史的遺産に恵まれた地域特性を生かした市民の手軽なスポ-ツレクリエ-ション基地として整備していくとなっている。地元とも十分協議を行い、早急に全体の整備計画を立ててほしいとの要望がありました。  さらに、さきに開発公社で先行取得した西海老坂地内の用地(6万 6,000平方メートル)の行政目的を明確にし、早急に活用を図るべきでないかとの質疑に対し、この用地は、開発公社で先行取得したもので、10年間で一般会計で償還することになっており、ことしは7年目に当たる。現在、レクリエ-ション用地という位置づけで公園緑地課が管理しており、活用については今後とも十分検討していきたいとの答弁がありました。  続いて、特別会計に関する主なる質疑・意見等について申し上げます。  月決め(定期)駐車を申し込んでも利用できないという苦情も聞いている反面、白金駐車場の年間利用台数が年々減少傾向にある。もっとPRに努め利用の増進を図るべきでないかとの質疑に対し、高岡駅周辺及び商店街においての民間駐車場の開設による影響から、利用台数は、昭和60年をピ-クに台数にして 1,000台ぐらいずつ減ってきている。今後とも利用の促進を図るよう努力していきたいとの答弁がありました。  また、水道事業会計では、  衛生企業費において、上水道事業会計繰出金として 7,740万円の投資及び出資金が計上されているが、この内容はとの質疑に対し、石綿管の更新事業にかかわる出資金制度が平成4年度において新たに制度化されたことに伴い、一般会計から出資金として受け入れるものであるとの答弁があり、  さらに、観光資源としても大きな役割を果たしている二上山の給水計画調査費及び3階給水実態調査費が新規に計上されているが、どのような調査を行うのかとの質疑に対し、総合計画第6次事業計画において、万葉ライン伏木登り口から平和の鐘までの間の上水道布設が計画されており、今回の調査では配水管の布設場所、配水池、加圧ポンプ場及び給水の需要予測や概算事業費、事業の可能性・事業手法等の調査を行いたいと考えている。  また、3階直結給水調査は、建築基準法の改正により木造建築でも3階建てが可能になったことから、3階への直結給水ができないか市内30カ所程度の水圧調査を行うものであるとの答弁がありました。  以上のような質疑を踏まえ、討論を行ったわけでありますが、いずれも一般会計・特別会計予算に賛成の立場から、  バブル崩壊後の長引く不況の中で、法人市民税の大きな落ち込みなど本市財政を取り巻く環境が厳しい状況にある中にあって、市民生活に関連する市営住宅の建てかえ、住宅団地の造成、道路網の整備など積極的に推進されている。また、総合計画に基づき諸施策の着実な推進を図るとともに、市単独事業の大幅な増額に努められ、土木費では対前年比24.6%増という積極的な投資となっていることを大いに評価する。また、水道事業会計においても、石綿管の布設がえ等配水管路網の整備に前向き取り組まれており、賛成するとの意見や、  全国都市緑化フエアの経費負担については、市の負担が過大となり、他事業への影響を及ぼさないよう今後、県との協議を進める中で最大限の努力をされたい。また、花木園についても、県補助の増額に努められたい。さらに、先行取得した西海老坂地内の用地の活用についても、十分検討されるよう要望し、予算案については賛成するとの意見、  さらに、一般会計予算の主なる事業内容を見ると、昨年10月着工となった御旅屋第一街区市街地再開発事業、御旅屋西通り地区区画整理事業等の中心市街地整備事業の推進や幹線道路網の整備、また、市営住宅の建設・能越自動車道の促進や都市拠点総合整備事業の調査に引き続き取り組むほか、新たに都市景観に関する調査費、サイン計画に基づく新規事業等に意欲的に取り組まれた結果、対前年比24.6%増という積極的な投資となっている。  また、特別会計予算では、21世紀を目指したモデル団地として造成を進めてきた常国住宅団地の一部区画がいよいよ分譲となり、2期工事にも着手するための予算や下水道整備の一層の促進を図っている。さらに、水道会計では、今後とも安全でおいしい水を供給していくため、配水管網の整備や老朽管の更新、新たに二上山の上水道整備の事業手法等についての調査費が計上されている。  このように景気低迷による市税の伸びが期待しがたいことや地方交付税が前年度を大きく下回るなど厳しい財政環境下にもかかわらず、財源の重点的・効率的配分を行い、景気対策をも考慮して市単独事業を最大限に盛り込むなど、随所に創意と工夫を凝らした予算となっていることを高く評価し、賛意を表するとの意見があったのであります。  採決の結果、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものといたしました。  続いて、条例・その他議案について申し上げます。  議案第23号 高岡市水洗便所改造資金貸付基金条例の一部を改正する条例  議案第24号 工事請負契約の締結について        (祖父川橋橋りょう整備工事(第2期))  議案第25号 工事請負契約の締結について        (戸出3号汚水幹線第1号工事)  議案第26号 工事請負契約の締結について        (戸出3号汚水幹線第2号工事)  議案第27号 工事請負契約の締結について        (戸出3号汚水幹線第3号工事)  これら議案は、水洗便所改造資金の貸し付け申し込みが増加したことから、基金の額を増額するもの、橋梁整備や下水道整備を行うための工事契約案件であります。  これら5件については、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものといたしました。  次に、追加提案されました平成4年度の補正予算について、申し上げます。  議案第31号 平成4年度高岡市一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会所管分  議案第33号 平成4年度高岡市下水道事業会計補正予算(第5号)  議案第34号 平成4年度高岡市駐車場事業会計補正予算(第2号)  議案第36号 平成4年度高岡市住宅団地造成事業会計補正予算(第3号)  議案第38号 平成4年度高岡市水道事業会計補正予算(第5号)  これらの補正予算は、国・県の補助事業の確定に伴うものや年度末における予算調整に伴うものであります。  これら5件についても、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものといたしました。  以上をもちまして、建設水道常任委員会の審査経過並びに結果の報告といたします。 10 ◯議長(室田正弘君) 建設水道常任委員長 新田長正君の報告が終わりました。  次に、総務文教常任委員長 大井 弘君より報告をお願いいたします。      〔総務文教常任委員長(大井 弘君)登壇〕 11 ◯総務文教常任委員長(大井 弘君) 今次3月定例会において、総務文教常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第5号 平成5年度高岡市荻布奨学金事業会計予算  議案第10号 平成5年度高岡市土地取得事業会計予算  議案第15号 高岡市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区等に関する条例の        一部を改正する条例  議案第16号 高岡市役所部設置条例及び高岡市特別職報酬等審議会条例の一部を改正        する条例  議案第17号 附属機関に関する条例の一部を改正する条例  議案第18号 高岡市職員定数条例の一部を改正する条例  議案第19号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例  議案第20号 高岡市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例  議案第28号 財産の取得について        (美術館展示用美術品)  議案第29号 高岡地区広域市町村圏協議会の廃止について  議案第30号 字の区域の変更及び廃止について  議案第31号 平成4年度高岡市一般会計補正予算(第6号)のうち本委員会所管分  議案第39号 高岡市土地開発基金条例の一部を改正する条例  以上14件であります。  審査の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程における主なる質疑、要望等について申し上げます。  まず、当初予算の審議に関してでありますが、総務費関連について申し上げます。  国際海洋法学会の高岡世界大会に補助金として、400 万円の予算措置がしてあるが、その内容はとの質疑に対し、400 万円は大会そのものへの補助であるが、世界各国から参加者があることから、別に国際交流事業として関係経費の予算措置をしているとの答弁があり、  職員研修費において、約 370万円の伸びが見られるが、研修の特徴的なものはどのようなものがあるかとの質疑に対し、階層別研修や専門研修などを行っている。中でも自主研修グループによる自主研修が、特に活発に行われており、英会話研修グループやパソコン研修グループ、リュウマチ研修グループなど、現在19グループ、344 名の職員が参加しているとの答弁がありました。  次に、教育費関連について申し上げます。  本丸センター内に設置してある適応指導教室へ通学している児童生徒の内訳と活動内容はとの質疑に対して、現在、小学生5名、中学生19名の計24名である。活動としては、教室内での自主学習、市民体育館でのスポーツ、2泊3日での共同宿泊学習などを行っている。根気強く人間関係づくりに努めているとの答弁があり、  また、学校週5日制学校外活動推進事業費の主な内訳は。また、学校週5日制導入に当たっての、先生方の反響はとの質疑に対し、保護者のいない小学校低学年の児童などの受け入れ体制ということで、その指導員・介助員の経費などである。また、順調に導入が図られているというのが、一般的な感想であるとの答弁がありました。  また、図書購入費の市民1人当たりの単価は、4年度と同じであり伸びは見られないが、市立図書館の古くなった図書の活用体制はとの質疑に対し、破損のひどいものは処分し、使用できるものは公民館等へ回して活用しているとの答弁がありました。  小・中学校の学校管理費のうち、営繕費や消耗品費は、ここ数年増額が図られているが、まだまだ少ないと思うが今後の方針はどうか。また、中学校の生徒数の減少に伴い先生も削減されているが、クラブ数は変わらない。部活動の非常勤講師をもっと増員すべきではとの質疑に対し、営繕費並びに消耗品費については、毎年増額を図るよう努めてきたが、今後もより一層努力したい。また、非常勤講師については、平成2年度は38名、平成3年度は46名であり、平成5年度には50名を予定し、増員に努めているとの答弁がありました。  また、歳入の面からは、  景気の低迷の影響で、従前より地方交付税の交付団体がふえてきている一方、国においては、基金の積み立てを前提とするような使途を特定する交付税措置をふやしてきている。このままでは、自由に使える一般財源としての額がだんだん少なくなるのではないか。どう考えるのかとの質疑があり、地方交付税制度は、基準財政需要額と基準財政収入額との差を交付税として各自治体に交付するものであり、交付税として交付された額は、当該団体の一般財源として扱われるものである。平成4年度に措置された臨時財政特例債償還基金費や土地開発基金費などは、地方財政の健全性に資することなどのため、地方交付税法の改正により、特定の年度に限り、一定額を基準財政需要額に算入することとされたものであり、この法律の改正の趣旨を踏まえ、基準財政需要額に算入された一定額を基金に積み立てることにしているものであるとの答弁がありました。  次に、4年度補正予算関係について申し上げます。  今回新たに購入される「引札」の活用方法はとの質疑に対し、「引札」とは、旅館、商店などが、開店時や安売りのときなどに配ったチラシ広告であり、今回富山市の収集家から購入するものである。伏木みなと資料館(仮称)の展示資料として活用したいとの答弁がありました。  以上が、議案審査の過程における主な質疑等であります。  次に、討論の場における主な意見について申し上げます。  いずれも当初予算に賛成の立場から行われたものであります。  基本的には賛成であるが、次のことについて格別の留意をお願いをいたしたい。  予算の編成は、地方財政計画に基づいて策定されるが、歳入面を見ると、地方交付税の減額、さらには枠はめの交付税措置など厳しいものがあり、起債に頼るところも多くなってきている。起債の増大は将来に負担を残すものであり、慎重な対応を要望する。  また、あすを担う児童・生徒のためにも、登校拒否児童対策、石瀬共同調理場での調理委託、さらには、学校週5日制の定着には、より一層のきめ細かな対応が求められているとの意見や、  不況下の経済情勢の中で、歳入の確保に努められ、総合計画の積極的な推進、さらには引き続き行財政改革に取り組まれるなど、ハード面・ソフト面ともに、着実に市政を展開されていることを高く評価する。しかし、市債・公債費の占める割合がふえていることに十分留意され、市政の運営に努められたいとの意見や、  本市財政を取り巻く環境が厳しい状況にある中で、創意と工夫を凝らし各種施策の展開を計画的、積極的に推進されていることを評価する。これまで以上に、いわゆる生活弱者に温かみのある市政運営を要望するとの意見がありました。  また、大型プロジェクト事業としては、市民総合文化広場事業において、新美術館がいよいよ完成の運びとなるほか、平成6年のインターハイ、平成12年の国体の開催並びに市民のレクリエーションの場として拠点中核スポーツゾーンの造成が着々と進められている。またこれ以外でも、小・中学校の改築事業や改修事業、万葉歴史館の整備充実及び生涯学習や万葉のふるさとづくりの推進、文化財の保護・活用、スポーツ・レクリエーションの充実のための諸事業、諸施策に取り組まれていることを高く評価するものである。さらには、人口対策や女性対策のための施策を積極的に展開されるほか、国際交流の推進に努力されるなど、各般にわたり細かな配慮がなされている。  今日の厳しい財政状況の中で、総合計画第6次事業計画の3年次目を迎え「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向け、あらゆる施策に創意と工夫を凝らし、積極的、計画的な予算内容となっていることに敬意を表し、賛成するとの意見があったのであります。  以上をもちまして、総務文教常任委員会の報告といたします。 12 ◯議長(室田正弘君) 総務文教常任委員長 大井 弘君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各常任委員会の審査結果並びに経過についての報告が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質         疑 13 ◯議長(室田正弘君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討         論 14 ◯議長(室田正弘君) 次に、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。
         〔26番(土谷 昭君)登壇〕 15 ◯26番(土谷 昭君) 私は、議案第1号並びに議案第2号について、反対の立場から討論をいたすものであります。  市民が長らく待ち望んでおります本市の最重要課題である総合斎場は、建設に向けての展望もいまだ見出すことのできないものとなっていることは極めて残念なことであります。そのようになるには、それなりの根拠があるからであります。  議案第1号にあります岩坪地区岡田島ため池の改修事業についてでありますが、総合斎場建設に伴う主な整備事業の一つとして、二十数年来放置されたような状態となっているため池を改修をし、また、池の周囲には遊歩道を設置をし、総合斎場に来られた方々の憩いの場として整備することを、地元岩坪地区にも、市議会においても重ねて説明がなされてきたところであります。市が作成をしたパンフレット、総合斎場計画のあらましにも、岩坪地区の主な整備事業9項目の一つに掲げられているのであります。提案されています「ため池の改修」は、防災事業として整備しようとするものであります。市長は、賦課徴収条例に基づき負担金をいただくと述べていますが、岩坪地区の圧倒的な方々は、経過が経過だけに「老朽ため池の改修」のために、負担金を出すことなど、納得されていないのは当然であります。  生活環境部では、ため池の改修と整備は総合斎場建設に伴う環境整備の主な事業としながら、一方、農林部では、農地防災事業として改修を進めようとするものでありますが、市民の立場から見ても「わかりにくい市政」であり、納得のできないものであります。そして、結果として総合斎場建設に向けての前進のためになるのではなく、新たな問題を惹起させるものとなります。  次に、市長は、旧医院跡を生物技術研究所として許可できないものを許可をしました。その責任上市は、極めて高額な2億 3,800万円で買収をしたのであります。そして、中田図書館及び埋蔵物収蔵施設にしようとするものでありますが、本予算案においても整備費は計上されておりません。もとより、教育財産は、法に基づき、速やかに教育委員会に引き継ぐべきものであります。  財産の取得に当たっても、土地開発基金条例の設置目的にも反する取り扱いが行われているのであります。条例は、公共用に供する土地または公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行を図るためのものであると述べています。土地にはあらかじめ評価額1億 8,600万円もの建築物があるのであります。  土地開発基金条例はもちろんのこと、自治省財政局長通達の範疇をも越えたものであります。土地を求める必要もなく、建築物についてもでき上がっているのであり、残されたのは、どのように改修するかのみであります。私は、旧医院跡の買収について、当時、高額な物件ではあるが、今後の利用に当たっては、不都合な物件であると指摘をしたのでありますが、しかし、2億数千万円もする物件がいまだに放置されたままということなど、財政規模の小さな自治体や一般社会においては、常識で到底考えられないことであります。市民の立場に立てば、我々の血税が真に市民のために生かされているのかどうか、疑念が強まるのは理の当然と言わなければなりません。  次に、議案第2号についてでありますが、所得の伸びを大幅に上回る国保税の引き上げが行われ、この不況のもとで、中小零細業者や年金生活者などが一番望んでいるものは国保税の軽減であります。自民党政府は、保険基盤安定制度の国庫負担削減を内容とする国保法の改悪を実施しようといたしております。なお、昨日の衆議院本会議で、我が党を除く野党の賛成を得て可決をいたしました。これは、国庫負担の削減、地方自治体負担の制度化拡大を図るものであります。  低所得者の保険料減免制度について、これまで国は、市町村が一般会計で負担する繰入金について、その2分の1を負担していたのでありますが、93年度見込み額 560億円でありますが、これを定額負担 100億円とし、460 億円も国庫負担を削減しようとするものであります。  政府は、地方負担の増加分については、全額を交付税措置すると述べていますが、交付税が3年連続減額されており、先送りされた交付税総額は4兆 1,000億円を超えています。地方自治体財政のしわ寄せとなることは明確であります。議案第2号は、この自民党政府の改悪案に沿って提案されているものであります。また、私がかねてより主張しています全国トップクラスに高い本市の国保税を、せめて他自治体並みに引き下げることに配慮されたものとはなっていないのであり、賛成できないことを明らかにして、私の討論といたします。 16 ◯議長(室田正弘君) 19番 窪田正人君。      〔19番(窪田正人君)登壇〕 17 ◯19番(窪田正人君) 私は、社会クラブ議員団を代表いたしまして、議案第1号から議案第30号まで、これに係る賛成討論を行います。  議案に対する私どもの考え方は、この間の代表質問、個別質問、そして総括質問で、それぞれ明らかにしておるところでございます。そういうことから、幾つかの点に絞って賛成の趣旨を申し上げたいというふうに思っております。  総合計画第6次事業計画の折り返し点の予算であり、その積極性は評価できるものの、今後の財政運営は極めて厳しいと言わざるを得ません。今年度末で 410億 9,485万 6,000円、さらに今議会に提案されております新年度予算を含めますと、新年度末では 470億円を超える公債費、そして4年度末の公債費比率が12.6%となっております。第6次事業計画を全部達成するとすれば、その最終年には確実に公債費比率が15%を超え、黄信号がともることになります。今後の財政運営には十分な気配りをいただきたいのであります。  場合によっては、総合計画に盛り込んだものも一部先送りする必要があるのではないかと思うのであります。ただし、市民病院の改築は最優先に取り組んでいただきたいのであります。新年度予算でも、建設基金積立金に3億円、病院建設事業費1億円余りが計上されております。さらに促進をさせていただきたいと思うのであります。  次に、全国都市緑化フェアについて若干御意見を申し上げたいと思います。  公園整備やその周辺整備を含めると 100億円を超える大型の事業であり、多額の財政負担を要します。これから県との協議に入るということでありますが、おとぎの森公園はぜひとも県営公園として整備すべきものであるというふうに考えるわけです。県営公園は、富山市を中心に県東部に偏っており、ぜひとも高岡にも県営公園を設けるべきだというふうに考えます。ぜひこのことをお願いをしておきたいわけであります。  それから、老人保健福祉計画について申し上げます。  新年度に策定されますこの計画は、21世紀に向けた本市の福祉の基本的方向を決める重要な基本計画であります。策定に当たっては、専門家や現場の声を十分に反映した立派な計画にしていただきたいのであります。また、この計画の実施に当たっては、その重要な柱の一つであるマンパワーの確保、とりわけホームヘルパーについては、常勤ヘルパーを中心に配置をするというふうにしていただきたいのでございます。  最後に、要望しておきたいのでありますが、高岡市の独自性をもっと発揮をしてほしいということであります。最近、国や県からの押しつけ的な施策がふえてきているような気がいたします。もっと高岡市の独自性を出していただきたいということをお願い申し上げまして、社会クラブを代表しての賛成討論といたします。 18 ◯議長(室田正弘君) 17番 北世七雄君。      〔17番(北世七雄君)登壇〕 19 ◯17番(北世七雄君) 自民クラブを代表しまして、ただいま議題となっています議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算をはじめ全議案に対し、賛成の立場から討論を行います。  主なる議案を中心に我が会派の意見を申し上げます。  まず最初に、予算について申し上げます。  平成5年度予算案は、一般会計で前年度当初比 3.1%増の低い伸びとなっているものの、反面、事業内容を見ますと、大型継続事業費だけでも約75億円余りが計上され、同時に、市の単独事業を大幅にふやすなど、景気対策にも強く配慮されており、緊縮財政にあっても積極性が見られる予算編成であり、高く評価をするものであります。  また、総合計画第3年次目に当たる新年度におきまして、重点事業を見てみますと、市民総合文化広場や拠点中核スポーツゾーンなど、現在、建設中の大型プロジェクトの完成を目指した取り組み、中心市街地整備事業の推進や高岡駅周辺の都市拠点総合整備事業調査の取り組み、市民総合福祉センターの建設や市民病院改築に向けた取り組み、また、緑と環境にやさしいまちづくりの推進、さらに、人口対策・女性施策の推進とともに、国際交流に関する取り組みが積極的に図られております。このような重点事業を基本に、教育・文化・スポーツ、福祉、生活・都市基盤整備、産業の振興に関する諸施策にも配慮され、一般会計、特別会計を問わず各予算の随所に盛り込まれているところであります。  一般会計の予算内容を分析し、性質別区分で見てみますと、義務的経費の人件費が26.9%と前年度当初に比べ 0.5ポイント下がり、投資的経費は 0.6ポイント上回っております。このことは、職員定数の適正化を柱とする行財政改革を計画的・段階的に進められていることによるものであり、市長の取り組み姿勢を大いに評価を申し上げたいと存じます。  次に、条例及びその他議案について申し上げます。  職員定数条例の改正は、簡素で効率的な行政を実施するため、事務事業及び執行方法の見直し等により、行財政改革大綱の計画どおり中期目標を達成するものであります。また、下水道の幹線工事請負案件や水洗便所改造資金貸付基金条例の改正は、下水道整備の積極的な進展と市民の需要にこたえたものであります。さらに、新美術館の開館に備え、ロダン、グレコの美術作品を購入する財産の取得案件は、心豊かな人づくりに資するものであり、積極的に賛意を表するものであります。  以上、主な議案について我が会派の考え方を申し上げましたが、佐藤市長におかれましては、本市財政を取り巻く環境が厳しい状況にありますが、高岡市のさらなる発展と市民福祉の向上に全力で取り組んでいただくようお願い申し上げ、自民クラブの賛成討論といたします。 20 ◯議長(室田正弘君) 以上で、討論を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 21 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  まず、  議案第1号 平成5年度高岡市一般会計予算 及び  議案第2号 平成5年度高岡市国民健康保険事業会計予算 以上2件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 22 ◯議長(室田正弘君) 起立多数であります。  よって、議案第1号及び議案第2号の2件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────── 23 ◯議長(室田正弘君) 次に、残りの  議案第3号 平成5年度高岡市下水道事業会計予算 から  議案第40号 高岡市水田農業振興基金条例を廃止する条例 まで 以上38件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第3号から議案第40号までの38件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━            特別委員会の調査期限の延期について 25 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第2 特別委員会の調査期限の延期についてを議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 長 報 告 26 ◯議長(室田正弘君) 特別委員会の付託事件につきましては、いずれも本年3月末日までをその調査期限といたしておりましたが、各特別委員会から、会議規則第44条第1項の規定により調査期限を延期されたい旨の要求がありました。  これより、各特別委員長の報告を求めます。  まず、港湾対策特別委員長 古市義雄君より報告をお願いいたします。      〔港湾対策特別委員長(古市義雄君)登壇〕 27 ◯港湾対策特別委員長(古市義雄君) 港湾対策特別委員会における調査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会は、昨年の3月定例会におきまして、調査期限を延長し、今日まで伏木外港建設計画に関すること、内港整備に関すること、港湾関連背後地整備に関することについての3項目に関し、調査を進めてきたところでございます。  以下、委員会調査の主なる経過等について簡単に御報告申し上げます。  まず、本市の最重点事業の一つとして取り組んでおります伏木外港建設につきましては、平成10年を目標年次とした第1期事業が、平成元年度着工以来、本年度が第4年次目に当たります。  平成4年度の工事概況を申し上げますと、運輸省施工分は、32億円余が投入され、先行して進められております北防波堤が90メートル延伸され、これで 330メートルとなりました。また、石油基地の移転拡充のため、危険物取扱施設用地の造成を図るため、その前面で危険物を扱うマイナス 7.5メートル岸壁の工事にも着手されたところであります。  一方、富山県施工分は、17億円余が投入され、用地造成としてのテトラブロックの製作、中仕切り護岸・緑地護岸が継続して施工され、新たに、東防波堤が施工されたところでございます。  当委員会といたしましても、平成7年度のオイルタンカー第一船の入港を目指した外港建設の促進を図るため、引き続き、国・県に対して働きかけを行い、積極的に取り組まなければならないと感じた次第でございます。  次に、内港整備について申し上げます。  内港整備につきましては、現有施設を活用しながら、適切かつ良質な港湾空間の創出を図るため、再整備が進められているところでございます。本年度におきましては、内港のしゅんせつや緑地の用地取得が継続して進められ、新たに、局部改良事業として伏木港大橋の塗装が実施されたところでございます。今後とも、内港機能を明確化し、その整備、充実について国・県に要望していく必要があると思うのでございます。  次に、港湾関連背後地の整備について申し上げます。  港湾関連背後地整備の指針として、豊かな自然と歴史を生かした魅力あるウォーターフロントの創出を目標とした「伏木ポートルネッサンス21計画調査」が国・県により、また、これと並行して北部地区の開発整備を図るための「高岡市北部地区開発整備基本計画」が市によって策定されております。  今後、両者の計画も含めた諸施策の実現化に向け、とりわけ臨港ゾーンの整備については、国・県と連携をとりながら、外港建設の進捗度にあわせ、また、民間活力も生かしながら取り組まなければならないと考える次第でございます。  以上、委員会の調査項目を中心に調査の概要を申し述べましたが、去る3月の17日開催の委員会におきまして、今後とも、委員会が一体となって先進地視察も実施し、積極的に調査活動を行うことを確認するとともに、伏木外港建設の促進等に取り組むため、調査期限をさらに平成6年3月末日まで延長すべきものといたしたのでございます。  以上をもちまして、港湾対策特別委員会の報告といたします。 28 ◯議長(室田正弘君) 港湾対策特別委員長 古市義雄君の報告が終わりました。  次に、都市開発特別委員長 山中義一君より報告をお願いいたします。      〔都市開発特別委員長(山中義一君)登壇〕 29 ◯都市開発特別委員長(山中義一君) 都市開発特別委員会における調査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会は、昨年3月の定例会におきまして、調査期限を延長し、今日まで、市街地再開発に関すること。高岡駅周辺の都市整備に関すること。西山地域開発に関すること。以上3項目に関し、調査を進めてきたところであります。  以下、各調査項目ごとに簡単に御報告申し上げます。  市街地再開発に関することについてから申し上げます。  御旅屋第一街区市街地再開発事業については、昨年10月に再開発ビルの建設が始まり、平成6年春のオープンに向け、工事が着々と進められておりますことはまことに喜ばしい限りであり、中心市街地の活性化に弾みがつくと思うのであります。  また、御旅屋西通り地区市街地整備事業については、道路・公園など公共施設の整備にあわせ、地区の住環境の向上を図り良好な市街地の形成を目指して、昭和63年に事業着手し、これまで27億円の事業費が投じられてきたところであります。  さらにこの事業にあわせ、事業施行区域内中央部で推進を図ろうとしている再開発計画には、権利者の方々により組織された「えんじゅ通り再開発協議会」から業務ビルを主体とする再開発構想が打ち出されており、本市としても、この再開発事業は中心市街地の活性化には、ぜひとも実現したい計画であり、事業推進に重ねて努力が必要だと思うのであります。  次に、高岡駅周辺の都市整備について申し上げます。  駅周辺の整備は、本市にとっての一大プロジェクトであることから、長期的、総合的な視点に立って整備することが必要であると思うのであります。  中でも、高岡駅前西街区については、昨年12月にホテルニューオータニ高岡が出店要請に応じる旨の回答をされ、また、積極的に再開発を進めるために、高岡駅前西第一街区市街地再開発準備組合が設立されたのであります。  いずれにいたしましても、駅周辺の整備は、本市始まって以来の超大型事業であり、より一層積極的に調査・研究し、対応していかねばならないと考えるのであります。  続いて、西山地域開発について申し上げます。  西山地域については、本市総合計画第6次事業計画では野外スポーツ・レクリエーションゾーンの整備並びに企業団地及び住宅団地の整備を図ることとなっているのであります。しかしながら、能越自動車道の建設事業が本格化することに伴い、長期的にはかなりの状況の変化が予想されるのであります。  今後は、これらの状況の変化も踏まえつつ、西山地域の持つ自然環境や歴史・文化などの特性を生かしつつ、長期的な観点でとらえる必要があると思うのであります。  ただいま、委員会の調査の概要を申し上げましたが、本委員会が所管する3つの調査事項につきましては、本市が21世紀を展望した都市づくりのためには、極めて重要な事項ばかりであり、今後とも積極的に調査を進める必要があると考えるのであります。このようなことから、調査期限を平成6年3月末日まで、さらに1年間延長すべきとの結論に達したのであります。  以上をもちまして、都市開発特別委員会の報告といたします。 30 ◯議長(室田正弘君) 都市開発特別委員長 山中義一君の報告が終わりました。  次に、市民総合文化広場特別委員長 山本 繁君より報告をお願いいたします。
         〔市民総合文化広場特別委員長(山本 繁君)登壇〕 31 ◯市民総合文化広場特別委員長(山本 繁君) 市民総合文化広場特別委員会の調査の概要について、御報告いたします。  本委員会は、「高岡高校跡地等利用及び関連施設に関すること」について調査を進めてきたところであります。  この高岡高校跡地等を含む約4.25ヘクタールの区域は、文化創造の拠点・カルチャーフロントとして位置づけられており、この区域内において展開される市民総合文化広場整備事業は、美術館及び図書館、生涯学習センター等の教育・文化・芸術の施設を中心に整備を行い、さらに、この区域と高岡古城公園の回遊性を高めるため、シビックロードやペデストリアンデッキを整備するものであり、5年度で3年次目に当たる本市の総合計画第6次事業計画の最重点事業として掲げられているのであります。  このうち新美術館ついては、平成6年秋の開館に向け、第1期工事の中核工事として、他の施設に先行して昨年3月から着工されております。工事の進捗状況は、本年2月末現在で建築主体工事で37%の進捗率であり、今後、3月末にコンクリート工事を完了、内装工事へ取りかかり、4月から外装工事、4月末から地下駐車場の整備に着手し、本年12月に完成する予定であります。  また、新美術館には、110 インチ級の大型ディスプレーを持つハイビジョン・シアター、32インチの中型ディスプレーを持つハイビジョン・ブース等が設けられる予定であります。このハイビジョン・システムの導入により、高精細度の画像によって常時展示できない所蔵作品が実物に近いレベルでいつでも鑑賞でき、作品の解説や背景などが美しい映像や音声で提供され、来館者の美術に対する親しみや理解が深まることとなり、心の豊かさやゆとりが求められている今日、市民の美術的教養の向上に寄与するとともに、地域文化創造の一翼を担うものと期待するものであります。  また、当局では昨年4月から新美術館開館準備室を開設し、開館記念事業を含め、美術館の今後の運営について本格的な検討に入っておりましたが、このたび新美術館の運営基本方針案が作成されたところであります。この基本方針案では、伝統と創造が織りなす、開かれた美術館を目指し、約40年間にわたり市民に親しまれてきた美術館のすぐれた活動実績を生かすとともに、新しい時代にふさわしい創造的な美意識をはぐくむ美術館として、「幅広い美術活動を行う企画運営型の美術館」「美術・工芸の伝統を生かした特色ある美術館」「市民に開かれた美術館」という基本的性格を有する施設として整備することとなっております。  また、開館後は、企画展示として、平成6年9月から7年9月までを開館記念行事期間とし、その間、「近代フランス絵画の巨匠たち(仮称)」や「山崎覚太郎」展などの特別展が、常設展示として、高岡において伝統のある美術・工芸の作品を中心に紹介する「金属の造形-伝統と現代」などが予定されております。さらに、収蔵品の収集としては、今定例会に提案されているロダンの「考える人」、グレコの「腰かける女」のほか本市の伝統産業に根差した工芸美術品が予定され、郷土の美術・工芸の流れが理解できるとともに、全国的、国際的な視野からも美術・工芸全般が概観できるような特色のあるコレクションの形成が目指されております。  昨年来、本委員会では、新美術館の工事状況の現地調査をはじめ、市民総合文化広場整備事業について調査・検討を行ってまいりました。  平成4年3月の第1期工事の着工以来、新美術館建設の進捗状況も順調であり、本年12月の新美術館完成を控え、開館・運営の準備も着実に行われているところであり、一定のめどがついたとの見方もできますが、今後、基本設計に入るシビックロードやペデストリアンデッキ、また、第2期工事で整備が予定されている図書館、生涯学習センター等の調査・検討など、新年度以降新たに取り組むべき課題も多く、今後とも調査検討を行う必要があることから、現在の調査事項のまま、調査期限を平成6年3月31日まで延長すべきものとしたのであります。  以上で、市民総合文化広場特別委員会の報告といたします。 32 ◯議長(室田正弘君) 市民総合文化広場特別委員長 山本 繁君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各特別委員長の報告が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 33 ◯議長(室田正弘君) お諮りいたします。  特別委員会の付託事件の調査につきましては、各特別委員会からの要求のとおり、その調査期限を、それぞれ平成6年3月末日まで延期することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、港湾対策、都市開発及び市民総合文化広場の各特別委員会の付託事件の調査期限は、それぞれ平成6年3月末日まで延期することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━               追加議案の上程 35 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第3 議案第41号及び議案第42号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 36 ◯議長(室田正弘君) 市長 佐藤孝志君より、提案理由の説明を求めます。      〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 37 ◯市長(佐藤孝志君) 本日追加提出いたしました議案2件について、御説明申し上げます。  議案第41号は、固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件でありまして、大木彦治氏の任期が本日をもって満了いたしますので、引き続き同氏を選任いたしたいと存ずるものであります。  議案第42号は、人権擁護委員の推薦について意見を求める件でありまして、吉田彦夫氏の任期が3月31日をもって満了いたしますことから、引き続き同氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。  何とぞ、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。 38 ◯議長(室田正弘君) 市長 佐藤孝志君の提案の理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 39 ◯議長(室田正弘君) ただいま議題となっております議案第41号及び議案第42号は、いずれも人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第41号及び議案第42号は、直ちに採決することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 41 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  まず、議案第41号を採決いたします。  議案第41号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件  これは、大木彦治君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第41号は、これに同意することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────── 43 ◯議長(室田正弘君) 次に、議案第42号を採決いたします。  議案第42号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件  これは、吉田彦夫君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第42号は、これに同意することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 45 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第4 議員提出議案第1号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             提案理由の説明・委員会付託の省略 46 ◯議長(室田正弘君) お諮りいたします。  議員提出議案第1号 高岡市議会委員会条例の一部を改正する条例  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、提出者の説明及び委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、提出者の説明及び委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 48 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  議員提出議案第1号 高岡市議会委員会条例の一部を改正する条例  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 50 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第5 議員提出議案第2号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 51 ◯議長(室田正弘君) 議員提出議案第2号 入れ歯の費用負担軽減を求める意見書について 杉森利二君より、提案理由の説明を求めます。      〔6番(杉森利二君)登壇〕 52 ◯6番(杉森利二君) 案文の朗読をもって、趣旨説明にかえさせていただきます。            入れ歯の費用負担軽減を求める意見書  高齢化の進展とともに、義歯(入れ歯)を利用する人がふえているが、費用負担が増大している上、入れ歯の不整合という問題を引き起こし、多くの国民にも不便をもたらしている。この理由は、ここ数年、社会保険歯科診療報酬の改定率が厳しく抑制されていることが原因となっている。  入れ歯を自費診療でつくると、高額な費用負担となり、安心して良質な入れ歯をつくることは困難である。  よって、政府は、国民に対し、保険によって良質で安価な入れ歯が提供できるよう法制度などの改定を求めるものである。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成5年3月26日                                 高岡市議会  提出先といたしましては、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、自治大臣でございます。  議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。 53 ◯議長(室田正弘君) 杉森利二君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 54 ◯議長(室田正弘君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。
                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第2号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 56 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  議員提出議案第2号 入れ歯の費用負担軽減を求める意見書について  本案に賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 57 ◯議長(室田正弘君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 58 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第6 議員提出議案第3号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 59 ◯議長(室田正弘君) 議員提出議案第3号 佐川疑惑の解明と政治改革を求める意見書について 大居 斉君より、提案理由の説明を求めます。      〔29番(大居 斉君)登壇〕 60 ◯29番(大居 斉君) 議員提出議案第3号につきまして、提案者を代表いたしまして、私が提案の理由を説明させていただきたいと思います。  さて、昨年11月臨時会におきまして、佐川急便疑惑の全容解明と政治改革の推進を求める意見書を、我々高岡市議会議員全員の総意によりまして議決したのは既に御承知のとおりでございます。  我々は、昨年この意見書を提出にするに当たりましては、これまでのたび重なる政治家への献金疑惑に対し、その都度、国民から強い批判と再発防止が求められていたにもかかわらず、いまだ抜本的な政治改革が実現されていない状況を踏まえまして、今回発生した佐川急便疑惑の全容を明らかにするとともに、政治倫理の確立を目指し、企業・団体からの献金のあり方を含め、国民の支持が得られるような政治資金規正法及び公職選挙法の改正をはじめとする抜本的な政治改革を早期に実現されるよう、強く政府に要望したのであります。  しかしながら、このたび、金丸元議員にまつわる政治献金の私的流用などを含む所得税法違反容疑による逮捕、起訴という新たな問題が浮上してきたのであります。  我々は国民の一人として、また高岡市民の一人として、このことが真実であるならば、政治家への信頼を裏切るものであり、断じて許すことはできないと思うのであります。  今や政治改革は、一刻の猶予も許されない状況となっており、政治に対する信頼を回復するため、抜本的な政治改革を断行すべきだと考えるのであります。  このようなことから、我々は、議員提出議案第3号 佐川疑惑の解明と政治改革を求める意見書を御提案申し上げるものであります。  なお、今ほど申し上げましたとおり、さきの臨時会で疑惑の解明と政治倫理の確立・政治改革の実現を強く要望してきたのでありますが、今回、再び同趣旨の意見書を提出しなければならないことは、非常に残念な、悲しむべき事態であります。議員各位には、この文案に込められました深い意味をお酌み取りいただき、御賛同をよろしくお願い申し上げる次第でございます。  それでは、案文を朗読いたします。           佐川疑惑の解明と政治改革を求める意見書  佐川疑惑の真相解明と抜本的な政治改革を求める国民の声が、ますます強くなっている中で、金丸元議員が巨額の脱税により所得税法違反容疑で逮捕、起訴されるという事件が先般発生した。  政治家への献金疑惑、政治家と暴力団のかかわり、さらに脱税事件と相次ぐ不祥事の発生は、長引く不況にあえぐ国民の憤りと政治不信を一層増幅させている。今こそこのような政治腐敗の根源を断ち、国民の政治に対する信頼感を取り戻すことが緊急かつ重大な課題となっている。  よって、政府におかれては、国会における喚問などを含め、佐川疑惑を徹底解明するとともに、政治倫理の確立を目指し、国民の支持を得られるような、政治資金制度の改革や選挙制度の確立をはじめとする政治汚職再発防止のための政治改革を早急に実現し、国民の信頼と負託にこたえ、真に清潔な政治の実現を図るよう、改めて強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成5年3月26日                                 高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、法務大臣、大蔵大臣、自治大臣。  議員各位全員の積極的な賛成を求めまして、提案理由とさせていただきます。 61 ◯議長(室田正弘君) 大居 斉君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質         疑 62 ◯議長(室田正弘君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 63 ◯議長(室田正弘君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第3号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討         論 65 ◯議長(室田正弘君) 次に、討論を行います。  通告がございますので、発言を許します。28番 太田一男君。      〔28番(太田一男君)登壇〕 66 ◯28番(太田一男君) 既に、提出者を代表して、大居議員の方から趣旨説明がございました。  私は、そのことに対し全面的に賛同する立場で、これから意見を申し上げたいと思いますので、若干の時間をいただきたいと思います。  昨年の11月の臨時会から引き続いて、そしてさらに今回また同じような趣旨のものを出さなければならないことは非常に残念であるというふうに申されました。まさにその一語に尽きると思いますが、やはりこの間のいわゆる政界スキャンダルの問題の流れを見てみますと、ロッキードからリクルートまで10年かかりました。しかし、リクルートから共和、佐川まで3年間だったですね。  かつて大きなスキャンダルは10年サイクルだと言われたのですが、最近は、2、3年に一回ということになってきた。これが国民の怒りをさらにかき立て政治不信につなげていったものだということだけは、やはりきちんと認識をしていかなければならないというふうに考えておるのであります。  さらに、追い打ちをかけまして、先ほど提案の中にもありましたように金丸 信元議員と生原元秘書の数十億円に上る所得税法違反による逮捕、そして起訴へと発展をいたしました。自来20日間ほど毎日のようにこのことが報道され、底知れない広がりを見せていることは、国民の中に非常に大きな政治不信をさらに増幅させるようになっているのであります。  佐川の問題がこれで幕引きかというふうにも伝えられましたその疑惑解明にとっては、これから新しい展開になることを強く期待したいと思いますし、また、そうでなければ、国民の怒りはやはりこの政治家全体に向けられてくるのではないかと思うのであります。我々自治体議員としても、やはり自分たちの意志を中央にはっきり意志表示することで、議員全体がそんな目で見られていくような政治全体に対する不信をやはり払拭しなければならない今の時期にあるのではないかと思うのであります。  11月の臨時会におきます意見書では、企業及び団体の政治献金のあり方の問題がありました。あるいはまた、法的に国民の納得のいく政治改革を進めるために公職選挙法や政治資金規正法の問題も出ておりました。私といたしましては、そのことが結果的に政治腐敗防止法につながっていくと思うのでありますけれども、しかし、今回の提案の中には、11月の臨時会で込められた我々36人のそういう気持ちも込められているものというふうに考え、国において速やかに清潔な政治とそしてまた国民の信頼と負託にこたえる政治改革が早急に実現されるように強く期待したいと思うのであります。  この意見書全体を通しても、既におわかりでございましょうけれども、やはり金権腐敗の問題、金権政治の問題が、やはり日本の国の民主政治の中からなくならなければいけない、こういう気持ちで出ているものだと思います。  金権政治という言葉は、古くギリシャの時代に、いわゆる政治哲学の中に出てきた言葉であります。2500年前であります。それからまだ人類は、いわゆる金権政治の問題について完全に克服したとは言い切れない。日本の国が民主主義の政治であり続けるためには、どうしてもこの際ここでこの問題を解決しなければならないという強い思いが私同様に議員各位にも込められているものというふうに思います。私は大居 斉議員の提案に全面的に賛成する立場で申し上げました。皆さんの御賛同もよろしくお願いしたいと思います。 67 ◯議長(室田正弘君) 以上で、討論を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 68 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  議員提出議案第3号 佐川疑惑の解明と政治改革を求める意見書について  本案に賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 69 ◯議長(室田正弘君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━              閉会中の継続審査の件 70 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第7 閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本件は、各委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────              閉会中継続調査事件一覧表 議会運営委員会  1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について  2 会議規則、委員会条例等議会関係条規の制定、改廃について  3 議長の諮問に関する事項について 総務文教常任委員会  1 市政の総合企画について  2 財政計画及び財政運営について  3 市税その他財源の確保について  4 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について  5 社会教育及び社会体育について  6 文化振興及び文化財の保護について  7 その他総務文教所管に関する事項 民生病院常任委員会  1 社会福祉及び児童福祉対策について  2 老人福祉及び老人医療について  3 国民健康保険及び国民年金について  4 保健衛生及び救急医療について
     5 公害対策及び交通安全対策について  6 清掃事業について  7 市民病院事業について  8 その他民生病院所管に関する事項 経済消防常任委員会  1 商工業の振興について  2 勤労者対策について  3 観光対策について  4 農林水産業の振興について  5 農業生産基盤の整備について  6 消防対策について  7 その他経済消防所管に関する事項 建設水道常任委員会  1 道路及び橋梁の整備、維持について  2 住宅対策について  3 都市計画について  4 土地区画整理事業について  5 公園の整備及び緑化の推進について  6 下水道事業について  7 水道事業について  8 その他建設水道所管に関する事項   ───────────────────────────────────    ━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━               市 長 あ い さ つ 72 ◯議長(室田正弘君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。  この際、市長 佐藤孝志君よりごあいさつがございます。      〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 73 ◯市長(佐藤孝志君) 一言ごあいさつを申し上げます。  去る3月4日から本日までの23日間にわたり、3月定例会が開催されたのでありますが、この間、議員各位におかれましては、平成5年度予算をはじめ平成4年度補正予算並びに条例その他、提案申し上げました42議案につきまして、終始、慎重かつ御熱心に御審議をいただき、全案件を可決、御承認賜りましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。  今定例会におきましては、総合計画の第3年次目として、本市の将来像である「活力と創意にあふれた産業のまち」「健康と生きがいにあふれた市民のまち」「うるおいと魅力にあふれた快適環境のまち」の実現を図る諸施策とこれらを推進するためのさまざまな方策に関し、いろいろな見地から貴重な御意見を賜ったのでございます。私は、議員各位から賜りましたこれらの御意見、御議論などを真摯に受けとめて、これからの市政運営に対処してまいる所存でございます。  そして、さきの提案理由説明で申し上げましたとおり、総合計画に掲げる「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向けて、市民の皆様が幸せに快適に過ごすことができ、まちじゅうにあふれるような活力と魅力のあるまちづくり、高岡独自の歴史的、文化的基盤を生かした特色のあるまちづくり、市民の皆様の積極的な参加、参画のあるまちづくりを基本方針として、議員各位並びに市民の皆様と行政とが一体となって、各般にわたる事業や施策に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。地方自治体をめぐる当面の課題につきましては、まず地方自治体が、真に自主性と自立性を十分に発揮し得るよう、本市自身が体質の強化に努めることはもとより、他の自治体と一緒に制度改正などを働きかけることとし、また、地方の自立的成長の促進及び国土の均衡ある発展に資する地方拠点都市地域に、本市を含む富山県西部地域が早期に指定されるよう期待するとともに、オフィスアルカディア事業につきましても、本市がその対象に加えられるよう努力してまいりたいと考えております。  終わりに、議員各位には、今後とも一層の御指導と御鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方の一層の御健勝と御多幸を衷心より祈念申し上げまして、私のお礼のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 74 ◯議長(室田正弘君) 市長 佐藤孝志君のごあいさつが終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 長 あ い さ つ 75 ◯議長(室田正弘君) 平成5年3月定例会を閉会するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る4日に開会いたしました今次3月定例会も、本日ここに、平成5年度予算をはじめ、職員定数改正条例、下水道整備に伴う工事請負契約案件、意見書等数多くの重要案件を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。  この間、議員各位におかれましては、終始熱心に御審議を賜りますとともに、議事の円滑な運営に格別の御協力を賜り、衷心より感謝を申し上げます。  また、市当局におかれましては、審議の運営に種々御協力をいただき、厚く御礼を申し上げますとともに、新年度予算等に基づく各種施策、事業の実施に当たっては、本会議、委員会等の審議を通じて出されました意見、要望等を十分踏まえて、その執行に万全を期されるよう要望する次第であります。特に、今回重点事業の一つに掲げられております人口対策については、ぜひその取り組みが実を結ぶよう期待するものであります。  この1年を振り返ってみますと、特に記憶に残っておりますことは、景気の低迷が続く中で、就職内定の取り消しや「企業内失業」の問題が発生するなど、国民生活にも大きな影響が出るという深刻な状況にあります。このような中、昨年、佐川急便事件が発生したことから、本市議会でも11月臨時会で意見書を可決し、疑惑解明と政治改革の実現を、強く政府に要望してきたところでありますが、さらに本日改めて疑惑解明等を求める意見書を議決することになったことは、まことに憂慮すべき事態であります。今や政治改革は、一刻の猶予も許されないと思うのであります。  さて、平成5年度は、本総合計画第6次事業計画の3年次目を迎えます。計画に盛り込まれました事業・施策は、これまで順調に進捗してきているようでありますが、今後とも厳しい財政環境が予想されますので、財政運営に一層留意しつつ、その着実な推進にこれまで以上に努力していかなければならないと思うのであります。バブル崩壊後の長引く不況に加え、高齢化社会の急速な進展も予想されるのでありますが、そのような中にも、先日経済企画庁から発表された景気動向の先行き指数が10カ月ぶりに50%に達するなど、明るい兆候も見られ、一部には景気底入れの兆しと指摘する声も出始めております。我々議会としても、希望を持って、「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向け、当局と一体となって取り組んでいかなければならないとの思いを強くしているのであります。議員各位並びに市長はじめ当局の皆様方におかれましては、健康に十分留意され、市政の発展に一層の御尽力を賜りますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たっての私のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉         会 76 ◯議長(室田正弘君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、平成5年3月高岡市議会定例会を閉会いたします。  ───────────・─────────────・───────────                              閉会 午後3時09分 地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。    高岡市議会議長    高岡市議会副議長    会議録署名議員    会議録署名議員    会議録署名議員 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...